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川口 直樹 先生

重症筋無力症の名医
専門
パーキンソン病およびその関連疾患、認知症、画像診断
掲載開始日:2016年04月12日
最終更新日:2017年01月30日

臨床実績


年間重症筋無力症患者数
***

専門医資格
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学会職位
***

学術活動


論文・学会発表数
*** 件
※件数は英語論文を含まない場合がございます

最終論文・学会発表年
*** 年

学術機関
***

出身大学
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略歴
***

受診しやすさ


初診までの待機期間
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医師指定受診
***

外来待ち時間
*** 時間程度

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川口 直樹先生のインタビュー

公開日:2017年03月02日
重症筋無力症の治療黎明期から診療ガイドライン作成まで

川口先生が神経内科、特に重症筋無力症をご専門にされたきっかけをお教え頂けますか。

きっかけは、神経難病の治療を非常に興味深く感じたことですね。昔は神経難病は明確な治療法というのが確立されていませんでした。私は千葉大学医学部附属病院にて診療を行っていたのですが、そこでは重症筋無力症(自分の免疫が神経・筋接合部を破壊してしまう難病)に対する特殊な治療法を、先進的に実施していました。また全国的に、どのような治療法が重症筋無力症に対して行われているかを調査する機会も頂けたため、そういう経験を重ねていったことがきっかけではないかと思います。

重症筋無力症の治療法が明確になっていないところから、多くの経験を重ねられて、現在の治療ガイドラインを作成されていらっしゃいますが、今までの過程の中で難しく感じたことは何かありましたか。

重症筋無力症には胸腺(心臓の辺りにある、免疫器官)が関係していることは元々分かっていました。胸腺腫(胸腺の細胞から発生する腫瘍)が確認されていない患者さんから胸腺を摘出することの有益性というのが現在証明されていますが、確立されるまでの過程が大変でした。胸腺腫がない患者さんから胸腺を摘出することの是非やステロイドの使用法などについて色々な意見を頂きました。時には講演の中で強い意見を頂いたことも記憶に残っています。

ですがそのような議論や研究を重ねてきたこの10年程の間に、治療に対してはある程度統一された見解が出来上がりました。勿論、治療法は検討していくべきところがまだあるのですが、副作用を最小限にコントロールした中で免疫を抑制する治療を行っていくという方針は統一されてきていますね。

川口先生は大学病院で経験されて、現在は神経内科千葉クリニックで診療されていますが、専門的なクリニックの良さはどのようなところにあるとお考えですか。

やはり診断に至るまでのスピードは、クリニックの方が早いと思います。大学病院では様々な検査を受けることが出来ますが、ひとつひとつの検査を受けるのにどうしても時間がかかってしまいます。ですが、専門医のいるクリニックで実施すれば、そのスピードが圧倒的に早いのです。

診断までの早さは、その後の治療法を実施するまでの早さに繋がります。重症筋無力症では「まぶたが開けづらい」などの症状から、他の診療科を受診される方もいらっしゃいます。それだけ、確定的に診断を受けるまでが長期間になってしまいがちな疾患なのです。長く悩まれている患者さんへ早く治療を開始することで、少しでも早く安心をさせてあげられると思っています。また、クリニックでは難治例の患者さんの話も色々と受け止めて、その情報を整理した上で次の治療へ繋げてあげることも出来ます。専門医の実施するクリニックでは、そういう時間を有効に使えることが大きな良さとしてありますね。

また私の理想として、可能であれば入院することなく外来で治療を完遂させたいという思いがあります。基本的には入院して実施される免疫グロブリン静注療法も、当クリニックでは外来にて行っています。入院することが難しい自営業の方や専業主婦の方に、そのような方法も出来るとお伝えしたいですね。

川口先生は神経内科領域において深い知識や経験を重ねてこられたと思いますが、先生が考える神経内科の「名医」とは何か、お聞かせ願えますか。

私の恩師でもある、千葉大学附属病院初代教授の平山惠造先生(神経学の権威であり、平山病の発見者)のような方が名医だと思います。患者さんと誠意を持って向き合い、親密でありながら節度を保つことは医師の素養としてまず必要です。また最新の治療法を常にしっかり理解しているなど、探求していく気持ちを持つことも名医として大切なことだと思います。

また、出来る限り患者さんが普段の生活を維持出来るように治療を実施したいと考えています。病気の性質上、入院も必要なこともありますが、患者さんにとって最善な治療方法を提示して、病気で感じるストレスを最小限にしたいですね。

どういう患者さんにまず一度、神経内科千葉を受診してほしいとお考えですか。

重症筋無力症に特有な「まぶたが開けづらい」や「ものが二重に見える」などの症状がある方は、他の疾患と鑑別するためにも、ぜひ一度来院していただきたいと思います。また症状が夕方に悪化するなど、一日の中で変動されている方や、診断がついていても治療がうまく進んでいないと感じられる方にも受診していただければと思います。

重症筋無力症に罹患して、今後の治療に悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。私のクリニックは、色々な地域から患者さんが来院されていますが、そのような方からお話を聞いて、情報整理をしっかりして、治療方針をお伝えできればとも思っています。ぜひセカンドオピニオンとしても、当クリニックを受診して貰えたら嬉しいですね。

神経内科千葉の写真

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勤務先医療機関

住所:千葉県千葉市中央区弁天1丁目2-12 弁天町沼澤ビル3F
電話番号:0432076011